IOT、AI、ペーパーレスといったICT化で業務の効率化を進める保育園の話を聞く機会がありました。

ロボットやおむつセンサーを使用し取得した情報を管理システムでの一元管理が可能とのこと。

保育士さんはiPadでリアルタイムにデータの閲覧が可能。

他にも、シフト自動作成やお便りの作成等、様々な業務が効率化できる機能も搭載されていました。

印象に残った機能をまとめます。

1.ロボットの導入

登降園の管理をロボットが行っている。

園児1人1人の情報が記録されたクマのキーホルダー型の端末が配られ、朝と帰りにロボットにかざすことで登降の記録がされる。

その際に端末のデータを読み取り「〇〇君、おはよう!今日も元気に過ごそうね。」等といった声掛けを行う。

事前にロボットが喋る内容を登録でき、降園前に登録しておけば「〇〇君、今日はブロックで遊んだね。」等といった園児に対して個別の声掛けが可能。

子供を通わせている保育園はタイムカードなので忘れていしますこともあるし保育士さんの負担も大変なのではないかと思います。登降園の記録が自動反映される仕組みはとても効率的だと思いました。

2.おむつセンサーの使用

おむつパッド型のセンサーを装着し、常に体温を検知して体調変化を見守れる。

お昼寝時のチェックとして体の向きを検知して自動で記録残すことが可能。

もちろん保育士によるチェックも行うが、システムを併用することでチェック結果を記録する作業の削減だけでなく、保育士の精神的な負担を削減している。

午睡時の死亡事故を稀にニュースで聞きます。対策として保育士さん達は5分~10分に1度子供たちが息をしているかや体の向きをチェックをしているそうです。そういった負担が軽減されてリアルタイムで子供たちの状態をチェックできるというのは安心だし良いと思います。

3.お便りの作成

保育園からのお便りをシステム上で作成できる。

ある程度テンプレート化されており、数パターンのレイアウトから選ぶことが可能。

冒頭の季節の挨拶は例文を挿入することが可能。また、過去に入力した内容を挿入することもできる。

システム上で作成し、そのままメール送信機能で保護者のアドレスに送信することが可能。

これは便利だと思います。紙のお便りだと家での管理も大変だし無くしてしまうこともあります。
我が家では運動会案内の紙を無くし、会場を間違えてしまった思い出も。。。紙の削減にもなるしエコですね。普及するといいなぁと思います。

4.連絡帳のweb化

※現在開発中だそうです。

手書きの連絡帳を廃止しシステム上で入力で可能にする。

保護者向けのアプリも開発中。

子供を通わせている保育園は紙の連絡帳を使用していますが、保護者側も毎日食べた物や家出の様子を手書きしないといけないので負担感があります。「手書きの方が温か味がある」との意見もあるようですが大事なのは手書きであることでなく内容だと思うので、手書きの負担を無くし内容を充実させてほしいと思います。

また、スマホで管理できた方が昔の様子を見返したり思い出として残すという観点でも便利だと思います。

まとめ

自分の子供を通わせている保育園とは違い、ICT化が進んでいたので驚きました。

子供を預ける親としても、忙しくてストレスを抱えている人より、余裕があって生き生きと仕事をしている方に預かってもらった方が安心なので、システムを使って事務作業はどんどん効率化して保育士さんが働きやすい社会になれば良いと思います。